バイナリーオプションとはある一定期間で為替レートが設定された目標レートを上回っているか、下回っているかを予測する取引です。
シンプルな仕組みなので、バイナリーオプションを投資の入門編として始める初心者も多くいます。
この記事を最後まで読んでいただければ、バイナリーオプションがどういった取引なのかがきっとイメージできるはずです。
この記事でわかること
- バイナリーオプションの仕組み
- バイナリーオプション取引の流れ
- バイナリーオプションのメリット
- バイナリーオプション口座の選び方
- バイナリーオプションをするうえでのやるべきこと
バイナリーオプションとは？
バイナリーオプションとはある一定期間で為替レートが設定された目標レートを上回っているか、下回っているかを予測する取引です。
シンプルなルールのため、リスクコントロールしやすい投資といえる反面、ハイリスク・ハイリターンの投資となる一面を持っています。
具体的な特徴としては下記が挙げられます。
・少額で始められるのでリスクコントロールしやすい
・あらかじめ判定時刻が決められていて自動的に勝敗が判定される
・予測が当たったらペイアウトとして利益が払い戻される
・予測が外れたら投資した金額が全額なくなる
バイナリーオプションのメリット3選
ルールがシンプル
バイナリーオプションの最大の醍醐味はルールがシンプルなところにあります。
バイナリーオプションはレートが上がるか下がるかを予測するだけの為、初心者に優しくシンプルでスピーディーな購入フローの取引です。
FXとは違い、レバレッジといった仕組みがないため、取引が複雑でないところが初心者におすすめなところです。
途中売却可能
バイナリーオプションで購入したオプションは判定時間まで待つことなく、途中売却が可能です。
利益が出ている時でも、損失が発生している時でも、判定時間前に損益を確定させることができます。
リスク管理のしやすさ
バイナリーオプションでは、取引結果が予測と異なる場合は購入金額はそのまま損失全額となります。
ただ、原則としてオプション購入代金を超える損失は発生しないため、利益と損失が明確になってます。
バイナリーオプションの流れ
バイナリーオプションでは下記のような流れで取引が行われます。今回はラダー取引の場合で見てみましょう。
STEP1：取引する通貨と目標レートを選ぶ
取引したい通貨ペアを選びます。
バイナリーオプションで取引できる通貨ペアの種類はFXよりも少なく、バイナリーオプション口座によっても違います。
初心者はドル/円やユーロ/円といった日本円の入った通貨ペアを選びましょう。
STEP2：レートが下回るか上回るか予測する
判定時間が過ぎたら目標のレートを上回るか下回るかを予測します。
STEP3：判定時間を待つ
購入口数を選択して判定時間を待ちます。
この場合途中売却も可能です。
STEP4：予測通りの場合
購入口数に応じた金額（ペイアウト）を受け取ることが出来ます。
購入する場所によって１口の値段が変わってきます。
STEP4：予測と異なった場合
購入した金額全額を失います。
原則としてオプションの購入代金を超える損失の発生はありません。
バイナリーオプションの種類
バイナリー取引には3つの種類があります。
- ラダーオプション
- レンジオプション
- ワンタッチオプション
それぞれ大きく違うのは、判定方法が異なる点です。
ラダーオプション
バイナリーオプションの中でも一番メジャーな取引とされるのが、ラダーオプションです。
目標レートよりも高いか低いかが判断基準となるため、一番シンプルでわかりやすいと思います。
レンジオプション
レンジオプションは判定時刻に目標のレンジ内にチャートが入っているかどうかが判断基準になります。
レンジインでは一定の範囲に収まることを予測するので、値動きが少ない相場に向いています。
一方、レンジアウトは値動きがあるトレンド相場と相性がいいと言えるでしょう。
ワンタッチオプション
ワンタッチオプションは、判定時刻までに目標レートに達するかどうかが判断基準になります。
目標レートに一度でも到達すればペイアウトが確定します。ただし、ペイアウトは判定時間にならないと受け取れません。
バイナリーオプションで必ずやるべきこと
バイナリーオプションはルールは簡単ですが、その一方で戦略をしっかりと練っておかないと簡単に負けてしまうことがあるのでしっかりと頭に入れたうえで取引するようにしましょう。
実際にバイナリーオプションを行う上で必ず押さえておくべきことを解説していきます。
トレンドを抑えておく
バイナリーオプションで重要になるのは、値動きのトレンドを把握することです。
要人の発言や経済指標の結果などさまざまな要因で、為替の値動きは方向性が定まると偏って動くことも珍しくありません。
値動きには「上昇」と「下降」の2つのトレンドがあり、現在そのどちらで推移しているかを見極めることが大切になります。
トレンドが動くときは取引のチャンスでもありますが、一方でリスクを同時に背負うこともしっかり留意しておきましょう。
チャートの分析
バイナリーオプションを行う上で必ずチャートの分析が必須になってきます。特にローソク足は見れるようにしておきましょう。
ローソク足は、一定の時間ごとの始値・高値・安値・終値の4つの値を示すチャートです。
分単位から日・週・年とさまざまな時間軸はありますが、どれも見方は同じになります。
買いの勢いが強ければ「陽線」となり、売りの勢いが強ければ「陰線」となり、チャート上のローソク足の色で把握できます。
バイナリーオプションで取引を開始するときには、事前にローソク足チャートの分析をしっかり行うことをお勧めします。
取引額を分散
リスクコントロール法のひとつでもある分散投資は、バイナリーオプションでも重要になります。
偏った対象に大きく投資するのは、二者択一方式のバイナリーオプションでは資金を大きく失う可能性があるハイリスクな行動です。
取引額を分散させることで、もしも選択が間違っていたときにも損失を抑えることができるでしょう。
バイナリーオプションの口座を選ぶポイント
ここでは、バイナリーオプション口座選びにおいて注目してほしい2つのポイントを紹介します。
判定時間の離れている口座を2つ以上選ぶ
判定時間が離れているバイナリー口座を2社以上持つのをオススメします。
外為オプションだけで取引をするならば、仕事終わりの19時～24時では2～3回しか取引できません。
しかし、外為オプションとオプトレ！を使えば、外為オプションで2～3回、オプトレ！で3回、約5時間のうちに合計で最大6回の取引ができるのです。
受取総額の割合が高い口座を選ぶ
次にバイナリーオプション口座を選ぶときに気にしてほしいポイントが「支払総額に対する受取総額の割合」です。
これは、FX会社がバイナリーオプションにおいてトレーダーに支払った金額の割合を示しています。
バイナリーオプションで副業をする人も
バイナリーオプションは厳密には副業には当たらないのですが、副業という認識でお金を稼ぐバイナリーオプショントレーダーも多いです。
バイナリーオプション1本で生きていくことはなかなか大変ですが、 サラリーマン・公務員の副業としてならバイナリーオプションは非常に優秀で、貯蓄額を少しでも上げたいといったサラリーマン世代の方々に人気です。
貯蓄額は円安や物価高を背景に年々少なくなってきています。在宅で貯蓄額をあげるのにバイナリーオプションを利用する方が増えてきているのです。
まとめ
今回はバイナリーオプションについて解説してきました。
FXにルールは似ていますが、レバレッジなど複雑な仕組みがない分初心者におすすめの取引になっています。
これから貯蓄を増やしていきたい方や少しずつ副業をしていきたい方はぜひ参考にしていてください！
